2008年08月25日

 ジャン=ポール・ベルモント、田舎者で間抜けな二枚目半を演じさせたら、本当に見事なハマリ役だな。この映画の主演、ベルモント以外には考えられない(笑)。いちばん笑えたのは、結婚詐欺にあったとわかったあとに、「妻」の下着を引き裂いて暖炉で燃やすところ。この情けなさ、ああ、いい味出ている(笑)。
 
 随所にいろいろな映画の・映画への「引用」があるように思えるのだが、んー、オレの浅薄な知識では残念ながらすぐにこれと出てこず。Wikiで調べて多少は理解したが。大木に腰を下ろすシーン、ルノワールの「小間使いの日記」からの引用だそうだが、この映画、昨年観たばかりなのに、そんなシーンがあったんだな。
 
 ドヌーブが無造作にオッパイをべろんと出して着替えるシーンも、どこかコミカルな感じだった。ドヌーブって、美人であることは疑問の余地はないけれど、どこか安っぽい感じがするんだよな。
 
 素朴な語学的疑問。結婚当初、しばらくvouvoyerが続いたのはなぜなんだ。「再会」後はいきなりtutoyerというのも、感覚の変化なわけ?


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