2008年08月28日

 今日の二本立ては、「ハンニバル」と「WASABI」。ハンニバルだけを観て寝るつもりだったのだが、んー、リドリー・スコット監督にやられた(笑)。「羊たちの沈黙」に比べ、物理的・生理的な気色悪さが4倍角ぐらいになっており、見終えたあと、「口直し」が必要だと思ったのである。
 
 口直しには正反対の映画を選びたい。日本かフランスのバカ映画……となれば、リュック・ベッソンの作品あたりが手頃なわけで、ほどよく「WASABI」があった、という次第である。
 
 さて「ハンニバル」、レクター博士の一人舞台であるな。クラリスは手玉に取られただけで、もはや対峙すること能わず。最初、なぜジョディ・フォスターが引き続き演じないのか不思議だったのだが、こういうシナリオなら、フォスターじゃないほうがいい。……というか、フォスターが出ないから、こういうシナリオになったのか。しかしまあ、あれだけ気色悪いシーンのオンパレードなのに、目をそらさずに見てしまった。そのあたり、スコットの力量なのかね。
 
 そして「WASABI」だが、ベッソンのつくるバカ映画なんだから、あれぐらいバカバカしい展開でちょうどいいように思う。「TAXi」に比べれば、やや抑えていたというか。広末がちょいうっとーしかったけどね。


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