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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

2006年03月10日

 日本にいるあいだは、ジューン・ブライドがなぜシアワセになれるのか、まったく理解できなかった。6月といえば梅雨のイメージが強いので、6月自体にあまり肯定的な印象を持てない。もちろん、国が違えば気候風土も違うのだから、6月が最高の季節というところはあるだろうし、そういう土地なら6月の花嫁はみんなに祝福されるに違いない。
 で、実際にヨーロッパのベスト・シーズンは間違いなく6月である。暑すぎず、寒からず。気温が適度に過ごしやすいし、適度に乾燥している。なにより天気が安定している。だいたい朝はスカっとした晴天で、街路樹がきれいに茂っているので、外を歩いているだけでウキウキした気分になれる。日没は午後10時過ぎなので、太陽さんさんの時間がほぼ丸一日続く感じなのだ。これだけ長時間、太陽光線を浴びていれば、ハイテンションな気分になることは間違いない。
 考えてみれば、日本だって6月はいい季節なのだ。学生時代、あちこちにいちばん出かけた季節は、6月と10月だった。6月の信州は、とりわけ新緑が綺麗なのだな。かつては紅葉に比べて新緑など地味だと決め込んでいたが、上高地や乗鞍の緑のグラデーションを見てから、意見はガラリと変わった。6月の早朝の上高地なんて、本当に「神のいる高地」という感じだ。
 ただ、やっぱり都会だと6月はうっとうしい。湿気が一気に高まるし、サラリーマンにとっては祝日のない季節でもある。新年度の仕事もぼちぼち忙しくなるころだし。やっぱり日本では6月にシアワセなイメージを求めるのは無理なんだろうな。


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