| このサイトについて |
|---|
| データの取り扱いについて |
| データの公開ポリシー |
| [TOPページ] |
| データ収録の対象 |
|---|
| 秋田書店 |
| 曙出版 |
| 朝日ソノラマ |
| 潮出版社 |
| オリオン(シップ) |
| 角川書店 |
| 講談社 |
| コダマプレス |
| サン出版 |
| 実業之日本社 |
| 集英社 |
| 小学館 |
| 少年画報社 |
| 大都社 |
| 白泉社 |
| 双葉社 |
| 虫プロ商事 |
| 若木書房 |
| おすすめサイト |
|---|
| 米沢嘉博記念図書館 |
| 明治大学現代マンガ図書館 |
| 新書版コミックス総合リスト! |
| コミックスデータのホームページ |
| なつ漫太郎の漫画部屋 |
| ばくのお宿 |
本サイトで公開しているデータについては、転載自由という方針を取っています。以下に、その理由をご説明いたします。
ご存知のとおりマンガは膨大な数が出版され続け、評論や研究活動もさかんにおこなわれています。ところが、どの作者のどのマンガが何年に出版されたか、などという書誌データは、十分に整備されているとはいえません。絶版本ともなると版元に問い合わせても不明であることが多く、さらに、版元自体が倒産してしまっていたりすれば、問い合わせ自体が不可能です。しかし、マンガ出版を研究しようと思ったら、書誌情報は基本中の基本といえるデータです。
「データ不在」という状況のなかで、現代マンガ図書館(ナイキ図書館)には膨大な本が蓄積され、奥付データも閲覧リストから参照できるようになっています。このような貴重な場があるからこそ、かろうじて多くの研究が可能になっていることは間違いありません。
しかしながら、そうした貴重なデータ群はコンピュータで検索できるようにはなっておらず、著者名順に記述された台帳からしか調べられないのです。もちろん、これは現代マンガ図書館の責任ではありません。デジタル・アーカイブの整備といった活動は、版元ないしは出版関係の業界団体が本来ならば着手すべきことだと思います。
※現代マンガ図書館は2010年より明治大学が運営し、米沢嘉博記念図書館とあわせて蔵書の検索が可能となりました。
とはいえ、現実にそういう活動がない以上、ぼやいていても何も始まりません。さいわい、多くの蒐集家やマニアの方が、さまざまなデータをインターネット上で公開しており、いろいろなデータを検索できるようになっています。もちろん、空白部分や間違いが皆無ではありませんが、マンガ研究者の貴重なリソースとなりつつあることは疑いようのないことです。
このサイトの活動も、マンガ出版関係のデータを整備する「流れ」の一助となることを目指しています。とくにここでは1960年代・70年代を主たる対象期間としたうえで、正確なタイトル名、作者/原作者名、初版発行年月日、古書市場での希少性に注目し、大手の主要ラインナップを成す新書判コミックス、B6判コミックスのデータをまとめています。また、パソコンで表記できない文字がタイトルに含まれているケースが多いことと、装丁の変遷も把握できるようにするため、表紙画(あるいはカバー画)もデータベース化の対象にしています。また、背や奥付などの画像も随時追加していきたいと考えます。
もちろん、研究に必要なデータはこれだけにとどまりません。収録作品の掲載誌、再版年月日(それも版ごとに)、作品の目次なども、きわめて重要なデータです。カバーの折返しや巻末に掲載される広告すらも、マンガ出版の状況を知る上では貴重な手がかりです。整備すべきデータにはキリがありません。
このようなデータ整備は、一人の努力では到底なしえないでしょう。個人の持つ時間や情報網には限界があります。データの整備には、多くの人の手による積み重ねが不可欠です。積み重ねが不可欠だからこそ、ここで取りまとめたデータを多くの人に利用してもらい、さらに多くの内容を加えていってもらいたいと切望するのです。当サイトで公開しているデータを、リストの転載も含めて一切フリーにしている理由は、この点に尽きるといってかまいません。