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■ 2008年07月 アーカイブ

2008年07月01日

 ここも前々から入りたかった店のひとつ。
 
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13040574/
 
 次に来る機会は来年かよ、くそー。期待どおり、安くて旨し。カップスープの付いたエビフライ定食で650円だよ、650円。神保町相場だと950円でも不思議ではない。それが650円で食べられるんだよな。
 
 エビはでかく、さくっとした歯ごたえ。揚げ方がうまいんだろうね。ほんと、さくさくっという感触なのだ。カウンターだけの狭くて小さな店だけど、サラリーマンの味方のような店だな、ここは。とんぷら定食も食いたいのだが、ああ、それは来年なのか。悔しいから、そのうち晩飯で食いにいくとしよう(笑)。


2008年07月02日

 困ったよ、二日続けて大当たりだよ。次にここで昼を食えるのは来年の4月ってことなのかよ。誰か夜にご一緒しない(笑)?
 
http://www.navi-bura.com/main.php/view/main_ca_1/sub_ca_8/0/00138/0/
 
 綿華公園の近くにあるこの店、ずいぶん前から狙ってはいた。研究棟を出て地下鉄神保町駅に向かうとき、いつも前を通っていたからね。で、昨日がフライだったので今日は魚系にしようと思い、店のボードを見たらカツオのたたき定食があったので入ったのである。
 
 いや、すんげー旨かった。中落ちの付いたカツオのたたき、小鉢の納豆、お新香、丼飯、豚汁が付いて1000円也。1300円でも許せる内容なので、差し引き300円トクをした気分である。店の造りも渋く、一発で気に入ってしまった。誓いが解けた暁には、毎週一回は行く店になるかもしれんな。


2008年07月03日

 昼食に出かけたのが12時半、で、会議が13時からだったので、速メシのできる店を探さねばならぬ……となれば、ラーメン系がいちばん。どこて適当な店はないかな、と探しているうちに見つけたのがここ。
 
http://gourmet.yahoo.co.jp/0000576623/
 
 Yahooグルメの評価は低いけど、この店、そんなに悪くはないよ。とても庶民的な感じの店で、安いのが魅力だし、料金のわりに食えるもんな。半チャーラーメンを注文したのだけど、ラーメンの量は普通、半チャーハンの量は、かなり多め。3クォーターチャーハンといったほうが適切であろう(笑)。
 
 ラーメンの味は、きわめてオーソドックスな醤油ラーメン。とくべつ旨いってわけでもないけど、飽きのこない味だった。さっぱり系が好きな人にはいいんでないの。チャーシューもまずくはない。
 チャーハンはオレ好みの味だったな。スパイスが効いていて、パリっとしたご飯だった。
 
 とにかくこれで600円というのは、かなり破格だと思う。サラリーマンの味方といっていい店であるな。


2008年07月04日

 なんとなく近場でハンバーグでも、と思ったら、富士見坂にちょうどいい感じの店があった。
 
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13035265/
 
 アメリカかオーストラリアにでもありそうな雰囲気の、カウンターだけの小さな店舗だが、ハンバーグはけっこう旨かった。まず、トッピングを何種類か選べる。オレは目玉焼きの乗った「たま」を選択。次いでソースも選択可能なのだが、BBQにした。これが正解。肉はナツメグが十分に効いていて、肉もジューシー、BBQソースも美味。サラダとカップスープが付いて900円也。この界隈では、いちばん旨いハンバーグかも。


2008年07月06日

 まずは『太陽がいっぱい』。なんとなくフランス語の映画を観たくなったので、という程度だったのだけど、これを観るのは本当に久々。ああ、ラストシーンのためだけに数十分の展開を眺めるわけだけど、やっぱり最後のあのヨットの場面が最高なわけで。アラン・ドロンの "Meilleur..." という台詞がたまらんです。

 アラン・ドロンを観たら、こんどはナタリー・ドロンを観たくなってしまい(笑)、寝しなに「個人教授」を引っ張り出す。リセHenri IVをはじめ、パリに住んでいたころにさんざん眺めた街並みが映っているので、それだけで懐かしさいっぱいの映画である。ランボルギーニ・ミウラも美しい(笑)。

 この映画もラストシーンの、あのルノ・ベルレーが去っている姿を味わうために、それまでのストーリーがあるようなものだな。オトコが一人で去る場面としては、オレは「ローマの休日」のグレゴリー・ペックとともに、この作品のベルレーが最高に魅せると思っている。

 最後に、Hotel Esmeraldaの部屋からナタリー・ドロンが "Il pleut." と言っているであろう場面(口が動いているだけ)、これがねえ、やっぱたまらなくええんです。ああ、年上の女、というか(笑)。これだけでも、この映画を何度も観たくさせられちゃうんだよな。


2008年07月07日

 午前中、インディ・ジョーンズ最新作をカミさんと観に行く。平日の午前中とあって、館内はガラガラ……にしても、あまりにも空きすぎていたぞ。だって、10人ぐらいしかいなかったんじゃないかな。このシリーズ、満員状態のなか、パロディ場面で全員がドっと湧くのが魅力のひとつなので、閑古鳥状態ではおもしろさは半減である。

 ただ、さすがにこのシリーズ、もう逝ってしまったな。
 レイダースからリアルタイムで追いかけている人なら、ある程度は楽しめると思う。お決まりのシーンの連続だし。しょっぱながレイダースの最終場面の倉庫を舞台にしているわけで、しかも破れた木箱からアークがちらりと見えるというのも、長年のファンへのサービスという感じ。

 しかしなー、ストーリーもアクションもSFXもラストも、完全に逝っているとしか思えない。途中からインディ・ジョーンズではなく「未知との遭遇」になってしまうし(笑)。
 まあ、レイダースとセットで観れば、マリオンの変化を楽しめるかもしれん。ロードショーでわざわざ観るような映画ではないな。このシリーズ、2作目「魔宮の伝説」は、本当にワクワクドキドキの連続だったんだが、ここで終わっておくべきだったのかね。


2008年07月08日

 昼飯も、2時半を過ぎると「準備中」か、ガラガラかのどちらかなので、有名な店や人気店に入るチャンスがある。で、今日も3限後ランチとなったので、まずはすずらん通りに。そして昼休み時には行列のできる餃子屋に入ったのである。神保町では超有名なスヰートポーヅ。
 
http://www.navi-bura.com/main.php/view/main_ca_1/sub_ca_3/0/00081/0/
 
 たしかに皮がパリっとしているし、具もジューシーでうまい。値段もまあまあ。味噌汁の付いた定食で763円である。だけど、行列に並んでまで入りたいとは思わないな、オレは。空いていれば入るけど。 まあ、餃子には人によってかなり好みの違いがあると思う。


2008年07月09日

 二日続けて有名店に入ることとなった。じつは昨日からむしょーに天麩羅を食いたくなったので、前々から目をつけていた「はちまき」に直行したのである。
 
http://gourmet.yahoo.co.jp/0000576627/
 
 すみません、この店が乱歩や新田次郎が出入りしてたなんて、知りませなんだ。すずらん通りをぶらぶらしているとき、なんとなく目についていたってだけだった。まあ、店構えは古い感じなので、有名な常連客がいたであろうことは想像できたけど。
 
 頼んだのは天ぷら定食の松1800円也。丼ものにすれば安上がりなんだけど、タレがごはんにかかっているのは好きではないのだ。できることなら、最後の二口ぐらいはお新香で食べたいので、選択肢は天ぷら定食のみになる、ということ。
 
 頑固そうなジイさんが目の前で揚げた天ぷらを即食せるというのは、それはそれでシアワセというもの。タネはというと、エビから始まり、穴子、イカ、メゴチと続き、最後はキスだっけかな。やっぱメゴチはうまいな。穴子もサクっと揚がっていた。
 
 だけど、ご飯がべっちょりした感じで、いまいちな感じ。お新香はよし。ただ、これで1,800円というのは、コスト的には見合っているのだろうけど、オレ的には「いもや」で十分って感じ。


2008年07月10日

 ふと思うに、昼飯のチョイス、ハンバーグが多いような気が。でも、手軽な肉料理となると、ハンバーグがトンカツか、となっちゃうんだよな。だから今日のような肉気分の日は、ハンバーグとなってしまう(笑)。入った店は、すずらん通りのアルカサール。ここもわりと有名な店ではある。
 
http://r.gnavi.co.jp/b197800/
 
 サラダやスープの付いたコースにすると1500円になってしまうけど、ここ、ボリュームや味を考えると、PINEと並ぶbon choixだと思うぞ。炭火と銘打っているが、実際には鉄板で焼く時間も多いので、まあ、あまり炭焼きという感じではない。だけどわりとまともな肉を使っているのではないかな。ジューシーで旨し。
 
 コースにしなければ1000円以内で収まるのもよし。ボリュームを指定できるので、非体育会系中年にもちょうどいい。近くにキッチン南海があるけど、1年の誓いがなければ、両方ともちょくちょく通う店になっているだろうな(笑)。


 映画って、1本観ると、それがキッカケになって、ついついいろいろなものを観てしまう。そこにアマゾンがからむと、ぽちの回数が加速度的に増えるわけで。困ったもんですわ。

 先日、「太陽がいっぱい」「個人教授」を観たら、連鎖が始まってしまった。翌日にはロードショーでインディ・ジョーンズを観たので、連鎖は加速するにきまってる。気がついたら、ある程度飛ばし飛ばしではあるけど、「フラッシュダンス」「シャレード」そして「おしゃれ泥棒」である。今日はきっと、「昼顔」を観てしまうだろう(笑)。

 それにしても、ピーター・オトゥールって、ちょっとイった感じの胡散臭い役が、なんて似合うんでしょうね。


2008年07月11日

 これで48軒目。どうやら半期50軒突破はクリアできそうである。
 今日の昼飯は居酒屋のランチタイムですませた。場所は綿華公園の近く。まあ、いつもの探索ルートの途中にあるので、いずれ入ろうと思ってはいた。
 
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13024994/
 
 本当はもっと「奥地」に行くつもりだったのだが、外の黒板に書かれていた「ハムステーキ」に惹かれたのであった。なんかえらく懐かしいもんで。で、もちろん頼んだのはハムステーキ定食800円也。
 
 2センチ近い分厚いハムが2枚、小さな目玉焼きがひとつ、柴漬け少々に味噌汁、丼メシがついて800円なのだから、コストパフォーマンスはまあまあ。ハムもうまかったが、ちょっと味付けが濃かった感じ。少し胃にもたれた。次に来るときは刺身にしよう。


 やはり観てしまったよ、「昼顔」と「好奇心」。
「昼顔」を観るのは5回目ぐらいか。ストーリー自体はベタだけど、やはり最初と最後のシーンは何度観てもドキっとくる。belle de jourを最初に買うことになる太っちょのオヤジ、あとから考えると、こやつが客のなかではいちばん印象に残るな。Mな産婦人科医、面妖な日本人、変質的伯爵と、あとの客がいかにも作り物のキャラクターという感じなのに、成金社長オヤジがひときわリアルで気持ち悪い。
 
 ルイ・マル監督の「好奇心」、最後まで観たのは初めてかも。たしか、主人公の少年が売春宿で筆下ろし達成寸前のところで異母兄たちに「ひっこ抜かれた」(笑)あたりまでは観た記憶がある。母子でエッチというMainichi weeklyなネタだけど、ベタベタした触れあいを日常的にからりとやっているラテン的なつきあいのなかで描かれているから、こうもあっけらかんとした展開を実現できるのだろうね。とくに母親がイタリア系だし。なので、この映画は母親の強烈なイタリア訛りのフランス語のままで観ないと、おもしろさは激減だな。でも、最後の家族で爆笑するシーンがよし。


2008年07月15日

 地下鉄神保町駅に向かうルート上にある店なので、ずいぶんまえから気にはなっていた。ただ、靖国通り沿いにある店は、なんとなく後回しにしていた。
 
http://r.gnavi.co.jp/g963600/
 
 ここ、けっこういいじゃん。さぬきうどんセット(角煮小丼)990円也を頼んだのだが、大きな器にたっぷりのうどん、小丼にしては多めの丼と、かなりお得感あり。うどんはぷりぷりしたかみごたえがあって心地よし。角煮も味がしみこんで旨し。うどんつゆも、出汁が濃いめに取られていて、人によっては野暮というかもしれないが、オレの好みだな。うん、満足。


2008年07月16日

 黒澤明監督の「天国と地獄」のDVD版が届く。速攻で観た。たぶん、これで4度目か。最後に観たのは14年前、パリの映画館にて。たしか小津・溝口・黒澤映画をしじゅう上映している映画館がひとつあって、たまたま「天国と地獄」の上映があることを知ったのだった。小さな映画館ながら、フランス人の客でほぼ満席だったと記憶している。
 
 この映画、まあ、オレにとってはほとんど地元が舞台なので、なんとなく親しみがある(笑)。住んでいたのは「天国」の高台ではなくて、「地獄」のドブ川沿いだったのだが、たしかにあのあたりの夏の暑さはすさまじかった。よくまあ冷房なしで過ごしたもんだわな。
 
 それにしてもこの映画、山崎努の演技が凄まじい。若き仲代達也の臭さもいいんだけど、やっぱり山崎努に尽きる。最後の面会の場面で、主演の三船俊郎が完全に吹っ飛んでいる。で、こんどは「タンポポ」を観たくなってしまったのであった(笑)。


2008年07月17日

 ついに50店達成! これで年度内100店突破に向けて折り返し点通過である(笑)。記念すべき店は……といっても、べつに特別どこかを選んで行ったわけではない。ただたんに、一昨日行った店の近くにイタ飯があったよな、といったことを思い出したからである(笑)。
 
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13025389/
 
 間口の狭い店なのだけど、半地下および中二階があるので、収容能力はけっこうありそう。時間が2時近くだったので、店内はガラガラだったが。
 ランチメニューのうち、オムライスとスパゲティのセットを選択。スパゲティは日替わりで、今日はトマトソースとモツァレラだった。これにカップスープが付いて900円だっけか。オムライスにはチーズが少々、スパゲティの茹で加減もほどよい固さを保っている。とりあえずは満足。


2008年07月23日

 昼、とくにこれを食いたいという欲求がなかったので、とりあえず、すずらん通りに向かった。ここまでくれば、たいがいのものは食せるからである。そして炎天下のなか、当然のように湧いてきた欲求は、「うなぎ食いたい!」というもの。そして都合がいいことに、すぐ目の前に「かねいち」があったとさ。
 
http://www.navi-bura.com/main.php/view/main_ca_1/sub_ca_1/0/00338/0/
 
 先客は4人、そのうちの1人がうな丼、残る3人がうな重である。オレは断然うな丼の方が好きなので、見栄を張ることなくいちばん安いうな丼を頼む。付け合わせにしじみ汁、お新香が付いて1400円也。うなぎはほっこり、タレは甘み抑えめ、山椒をぱらりとかけると実にバランスの良い味わいであった。


2008年07月29日

 ようやく見終えた>タンポポ。三日かかったよ。
 なぜこの映画を突然観たくなったのかというと、先日、「天国と地獄」を観てしまったから。山崎努が目当てだったわけ。
 
 べつに作品がつまらなかったから三日かかったわけじゃない。いつも深夜に突然観たくなったので、途中でどうしても睡魔に勝てなかったのである。ドラクエの影響もあるな、たぶん(笑)。
 観るのはこれで3度目だと思うんだが、一昨日・昨日と昼にラーメンを食っておいたので、今日はラーメン衝動を抑制できた(笑)。ラストシーンをすっかりと忘れていたのだけど、そうか、母乳を与えるシーンだったか。でも、謎だよな、なんでこういう場面で終わるのか。
 
 山崎努というと、オレとしてはどうしても「必殺仕置人」の「念仏の鉄」のイメージが強い。でも、「天国と地獄」の誘拐犯役は鮮烈だったな。こんどは「八つ墓村」を観たくなったがな。



Copyright (C) Masayuki ESHITA

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