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身辺雑記]元祖ビールマン・スピン

 浅田真央の技でいちばん見とれてしまったのは、トリプルアクセルではなくて片手ビールマン・スピンなのであった。軽やかでしたねえ、あれは。伊藤みどりがやっても似合うとは思えなかったし(^_^;)、安藤美姫もいまの体型ではいまひとつの感じがあるけど、浅田真央の片手ビールマン・スピンは、そよそよという感じで華麗という言葉がぴったりでござった。

 元祖ビールマンがいつごろのスケーターだったのかと思い、ちょい調べたところ、1980年のレイクプラシッド五輪で四位だったのね。んで、翌年の世界選手権では優勝しとる。ビールマン・スピンの披露は1977年の東京世界選手権だそうだ。このころだと、日本の女子フィギュアは渡部絵美の時代か。そういや、まだ規定が残っていたころだから、フリーが得意な選手には不利な時代だったよな。
 ビールマン・スピンを見たときの驚きはなんとなく覚えているのだけど、正直、ドニーズ・ビールマンという選手はあまり記憶に残っていない。それもそのはず、1980年のレイクプラシッド五輪といえば、男子アルペン二冠王のインゲマル・ステンマルク、女子アルペン準三冠王(滑降のみ銀)のハンニ・ウェンツェル、男子スピードスケート五冠王のエリック・ハイデンと、超が付くスーパースターが目白押しの大会でしたがな。しかも、女子フィギュアにはその後、1984年サラエボ、1988年カルガリを二連覇したカタリーナ・ビットというスーパーヒロインが登場しちゃったわけだしね。
 うーん、これじゃあさすがにかすむ。オレの記憶のなかでも、女子フィギュアといえばビットだな。まあ、ビット引退後——といっても、アルベールビルで復帰し、昔日の面影なく7位に散ったのは痛かった——、なんとなく圧倒的存在感のある女王がいなくなったという気がする……というか、ビットの存在感がでかすぎたのかな。

posted by masayuki eshita at 2005年12月20日 10:57 |

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