開設:2025/12/30
最新更新日:2026/1/12

これまでに収集したフランスの女性誌(主としてファッション誌)に関するコンテンツを徐々に増やしていきます。
【更新情報】
(2026/1/12)手持ちのデータを掲載しました。
(2026/1/8)データの一部を公開しました。
(2026/1/8)サイトの枠組みを設定しました。
フランス誌1:主なデータ収録の対象
実用商業誌
Petit Echo de la Mode
Femme d'Aujourd'hui
Modes et Travaux
Mode de Paris
Femme de France
第二次大戦前の婦人誌
現代的な家庭誌
ティーン誌
20 ans|15 ans|Muteen
Jeune et Jolie
Mlle Age Tendre
実話系雑誌Confidences|Nous Deux
ève|Notre Coeur

Mademoiselle Age Tendre

Daniel Filipacchiらのグループは1961年の"20 ans"に続いて1962年に若者向け音楽雑誌"Salut les Copains"を創刊しました。もともとは1959年10月19日にFrank TénotとDaniel FilipacchiがEurope 1放送局で始めたラジオ番組"Salut les Copains"が起点となっています。salutはカジュアルな挨拶で使われる単語であり、copainは親しい友人や仲間をカジュアルに表現する単語なので、"Salut les Copains"は「やあ、みんな」といった意味でしょう。
この番組はイェイェ(yé-yé)音楽のブームにより大人気となり、ミドルティーンからの圧倒的な支持を獲得しました。番組は週1回の放送から週5回へと拡大します。"Salut les Copains"は1960年代フレンチポップの代名詞的な存在とまでなり、"Salut les Copains generation"という文献も出ています。。この人気を背景に創刊されたのが番組と同名の月刊誌"Salut les Copains"です。そして1964年に妹誌"Mademoiselle Age Tendre"が誕生します。レイアウト、内容ともに"Salut les Copans"とおなじコンセプトであり、内容を十代女子に絞った形になっています。âge tendreは「年頃」「若い時代」「青春」といった意味で使われる言葉なので、"Mademoiselle Age Tendre"は「年頃の女の子」といったところでしょうか。


【参考資料】
江下雅之「第三共和政以降を中心とするフランスの女性誌出版状況」『情報コミュニケーション研究』(2022)

収集期間:1964〜1972

"Salut les Copains"と"Mademoiselle Age Tendre"はyé-yéの推進役でもあったので、シルヴィ・バルタンやミレイユ・マチューたちがたびたび表紙を飾っています。1960年代にはyé-yéブームに乗って好調な売れ行きでしたが、1970年代に入ると内容が拡大した分、方向性が拡散し、徐々に売れ行きは落ちていったようです。"Mademoiselle Age Tendre"は創刊10年度の1974年で発行を終えました。一方、"Salut les Copains"の刊行は続きますが1994年に"Salut !"に変更しています。そして2006年に終わりを迎えました。
"Salut les Copains"の1965年7月号の表紙はシルヴィ・バルタンが漢字を背景にしたレイアウトになっています。1964年開催の東京オリンピックがキッカケとなり、60年代半ばにはフランスの女性誌に「日本」がたびたび登場します。この表紙もそのひとつです。また、"Mademoiselle Age Tendre"の1968年7月号もツイギーが浴衣を着て番傘をさしている姿が表紙になっています。これも日本が身近になったことのあらわれでしょう。

1964年 1966年 1967年 1968年 1969年 1972年 Salut Les Copains

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