開設:2025/12/30
最新更新日:2026/1/11

これまでに収集したフランスの女性誌(主としてファッション誌)に関するコンテンツを徐々に増やしていきます。
【更新情報】
(2026/1/11)手持ちのデータを掲載しました。
(2026/1/8)データの一部を公開しました。
(2026/1/8)サイトの枠組みを設定しました。
フランス誌1:主なデータ収録の対象
実用商業誌
Petit Echo de la Mode
Femme d'Aujourd'hui
Modes et Travaux
Mode de Paris
Femme de France
第二次大戦前の婦人誌
現代的な家庭誌
ティーン誌
20 ans|15 ans|Muteen
Jeune et Jolie
Mlle Age Tendre
実話系雑誌Confidences|Nous Deux
ève|Notre Coeur

ティーン向けの雑誌:20 ans|15 ans|Girls !|muteen

フランスのティーン向け雑誌の発行は日本ほど盛んではありませんが、これはむしろ日本が異様に盛んだと考えたほうがよさそうです。日本の場合、学年ごとの総合誌もあれば、マンガ、アイドル、ファッションなどのカテゴリごとの週刊誌・月刊誌がティーン向けに多数発行されてきました。一方、フランスではマンガ雑誌の市場は乏しく、ティーン向けのファッション誌・アイドル誌もあまり目立ちません。
そもそも日本では「フランス人はおしゃれ」というイメージが強すぎます。たとえば日本の『an・an』と『Olive』はフランス人の高校生(lycéenne)のファッション・センスを繰り返し賞讃し、何度も誌面で特集してきました。じつのところフランス人は装いではTPOを重視する傾向が強く、通学時や日常生活場面でとくにドレスアップするわけではありません。もちろん流行に敏感ではない、という意味ではありませんが。
数は少ないとはいえ、フランスにもティーン向けのライフスタイル誌やアイドル情報をふんだんに取り扱った雑誌はあります。ここでは収集できた範囲内で紹介します。


【参考資料】
江下雅之「第三共和政以降を中心とするフランスの女性誌出版状況」『情報コミュニケーション研究』(2022)

20 ans:1961〜1992

若い読者層に注目したメディアコングロマリットFilipacchiは1961年に"20 ans"を創刊しました。誌名「20歳」が示すように、ターゲットはR20の女性です。当初は季刊でしたが、やがて月刊化されました。パリで人気のあるファッション情報やコスメ、音楽、映画などの内容が中心です。1969年9月号では「ミニの女王」Twigyツイギー、1972年8月号では女優ブリジット・バルドー、1973年9月号では女優ナタリー・ドロンが表紙に登場しています。ここでは1992年の号まで紹介していますが、"20 ans"は2009年に発行を終えています。

1961年 1969年 1971年 1972年 1973年
1973年 1974年 1979年 1985年 1992年
15 ans:1972〜1977|girs !|muteen

"15 ans"は誌名どおりミドルティーンを対象とする雑誌です。eBayでたまたま見かけて購入してみたものの、詳細はわかっていません。表紙は当初、少女のイラストでした。ざっと眺めてみると、日本の内藤ルネや高橋真琴の絵のような雰囲気のものが多く、少々驚きました。画像検索でK.M.FUJITAの署名が入った表紙がの"15 ans"がありました。これは日本の少女誌『女学生の友』で数々の表紙画や挿絵を描いた藤田ミラノでしょう。調べてみると、藤田ミラノは2年ほど"15 ans"の表紙がを描いていたようです。1970年代後半には写真になっています。
"Girls !"は気まぐれで購入したので、ほとんど情報がありません。
"muteen"は十代をターゲットにした少女誌です。2001年9月号が創刊号にあたります。偶然ですが、入手したのはそれでした。"muteen"の創刊にあたっては、"Jeune et Jolie"や"20 ans"とは異なるコンセプトを求めたとされ、結果としてティーンエイジャーを制作に参加させるようになったようです。

15 ans : 1972, 1975, 1977 Girls ! muteen

Copyright(C) Masayuki ESHITA