開設:2025/12/30
最新更新日:2026/1/10

これまでに収集したフランスの女性誌(主としてファッション誌)に関するコンテンツを徐々に増やしていきます。
【更新情報】
(2026/1/10)手持ちのデータを掲載しました。
(2026/1/8)データの一部を公開しました。
(2026/1/8)サイトの枠組みを設定しました。
フランス誌1:主なデータ収録の対象
実用商業誌
Petit Echo de la Mode
Femme d'Aujourd'hui
Modes et Travaux
Mode de Paris
Femme de France
第二次大戦前の婦人誌
現代的な家庭誌
ティーン誌
20 ans|15 ans|Muteen
Jeune et Jolie
Mlle Age Tendre
実話系雑誌Confidences|Nous Deux
ève|Notre Coeur

Femme de France

1915年に "les modes de la FEMME de FRANCE"の誌名で創刊された、毎週日曜発行の週刊誌です。通算で1,000号以上が発行され続けました。1925年の途中で誌名からles modes deがはずれて"la Femme de France"となり、1931年の段階では定冠詞も取れて "femme de france"となっています。BnF Gallicaでは1926年1月3日号から1938年2月1日号までを確認できます(2026年1月11日確認)。1938年に週刊誌"Mode du Jour"に統合された結果、同誌の誌名は"Mode du Jour"の誌名のそばに記されるだけの存在となりました。ロゴのデザインは"femme de france"とおなじものが使われています。ガリエラ美術館のアーカイブで"Mode du Jour"の1938年から1949年までの書影を確認できます。これを見たかぎりでは、1938年8月25日号(通巻905号)までは"journal de la femme de france"の表記を認められますが、次の9月1日号からは見られなくなりました。


【参考資料】
江下雅之「第三共和政以降を中心とするフランスの女性誌出版状況」『情報コミュニケーション研究』(2022)

収集期間:1916〜1936

"Femme de France"は読者投稿を雑誌の目玉にした点が非常にユニークな雑誌です。読者が投稿してくれる生活の知恵が雑誌の実用的な価値を高めてくれました。読者投稿欄は「la Ruche」(ハチの巣)という名称で、投稿者たちは"abeille"(ミツバチ)と呼ばれました。ミツバチが情報を巣にせっせと運び込んでくれるというイメージです。
1910年代・20年代は家電製品の普及によって家事労働が大きく変化した時期でもあります。産業革命以来、家事労働は大きく変化し、母から娘への家事ノウハウが困難となりつつありました。20世紀始めの家電製品の普及期にもおなじことが起きています。そのため主婦向けの雑誌が家事ノウハウを伝える役割を果たし、若い主婦たちが雑誌投稿欄をつうじて盛んに交流するようになります。日本でも『主婦之友』などの婦人誌が同様の役割を果たしました。"femme de france"のla Rucheを見ると、読者たちが各地で読者クラブをつくり、会合(いまでいえばオフ会)の呼びかけを投稿している様子がわかります。

1916年 1925年
1925年
1926年
1931年 1936年 La Ruche

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