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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1998年07月16日

 義父母が日本から遊びに来てくれたので、レンタカーを借りてドイツ・オーストリアを一週間ほど訪れることにした。最初はフランスのナンシーに泊まり、次にドイツのハイデルベルクに泊まり、そのあと、古城街道、ロマンチック街道を抜けてアウグスブルクに寄り、それからザルツブルクへ、というルートをたどったが、アウグスブルクでトラブルに遭遇した。市内で食事をするため車を駐車場に入れたとのだが、食事から戻って車を出そうとしても、エンジンがかかってくれない。バッテリーあがりではなく、点火寸前で止まってしまうのだ。
 そうこうしているうちに、隣におなじ型のオペルに乗っていた夫婦がパーキングしに来たので、なにが原因なのかを尋ねてみた。親切な旦那さんが何度かキーをひねってくれたのだが、どうやらセキュリティ・ロックがかかっているとのこと。なんらかの安全装置が始動してしまったらしい。
 非常に運が良かったのは、駐車場のすぐそばにACAD(日本のJAFに相当)の事務所があったこと。そこにかけこみ、事情を説明して技術者に来てもらえることになった。30分後、体格のいい技術者がキーをひねってすぐに尋ねてきたのは、「キーのなかにICチップが入っているはずだがどうした?」ということ。そういや、後ろのハッチバックを上げたときにキーが天井にぶつかり、カバーが二つに分かれたのだった。
 それから子ども以外の全員が駐車場の床を舐めるように探し回った。と、下の階層で探していた技術者が、小指の爪の半分ほどしかないチップを探し当ててくれた。それをキーにもどすと、何事もなかったようにエンジンは始動した。やれやれ。結局、チップを探しただけということで、料金は一銭も取られなかった。
 アウグスブルクを出たあとは万事快調で、アウトバーンを150〜190キロで走り抜け、すぐにザルツブルクに到着。現地ですぐにホテルを探したが、トンネルのすぐ外側にこじんまりとしたいい宿をキープできた。

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