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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1999年01月30日

 フランスの戸籍法はとてもマッチョで(笑)、結婚したときの女性側の名前は自動的に旧姓プラス男性姓になってしまうのです(旧姓がミドル・ネーム的になる)。で、子どもの名前は男性姓になる。日本のような選択幅は一切ないのですね。ですから女性が公的な文書に名前を登録するときは、夫の姓だけでなく旧姓を記入するのが一般的です。
 滞在許可申請などで両親の名前を記入するときも、母親の方は旧姓も記入しなくてはいけません。ぼくの両親は母方の姓を選択していたので、かつて滞在許可申請をおこなった際、当然ながら母親の現姓と旧姓が一緒になってしまう。で、係員から「nom de neune fille の意味がわかるか?」と確認され、日本では妻側の姓を選択できるからと説明したら、それは非常に民主的でよろしいですねと答えておりました(笑)。
 ただ、ぼくが一般に知っていた用例は、
 Madame 本人のprenom 旧姓-夫姓
 が多かったので、Madame Jacques CHIRAC に違和感が大きかったのですね。個人の名刺では当然ながら「本人のprenom 旧姓-夫姓」という形式ですから。
 carte de residence は一般に「正規滞在許可証」と呼びます。俗には「10年カード」ですけどね。うちは滞在期間が一度中断したことになっているので、今年はやっと10年カードが申請できる。


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