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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1996年02月13日

 フランスの企業会計は ESSEC で習ったのだけど、講師はアーサー・アンダーセンの公認会計士で、授業はとにかく実習ばっか。請求書とか納品書のサンプルのコピーをでんとわたされ、ひたすら貸借表や財務表を作る日々でした。
 ニッポンとのいちばんの違いは、減価償却 amortissement の方法でしょう。ニッポンだと資産額の一割を残存簿価として残し、残り9割を定額または低率で償却する。で、低率償却をするときの償却率は、1 - 0.1^(1/n) です。6年償却の場合で 0.319 だっけかな。
 ところがフランスだと残存簿価を残さない。ぜんぶ償却しきっちゃうのが原則なんですよね。償却率も 0.2 とかキリのいい数字を、資産額にどんどん掛けていっちゃう。で、定額償却とした場合の償却額を下回ってしまう年度以降は、均等に配分してしまいます。


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