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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1996年08月06日

 日本時間17時、フランス時間朝10時、コールバックで古巣に電話する。
「まだどこらからも届いてませんよ」
 早くも次の対策を迫られる。どうしたもんかいな、と考えていたところ、ニッポンの実家から電話が入る。「本、送っておいたぞ」とのこと。実物見本として見せる自著の郵送を、国際宅急便で依頼していたのである。火曜の発送なら、木曜には届くだろう。
 が、しかし。「M社から郵便物が届いていたので、それもついでに入れといたぞ」だと。あかんがな。M社は古巣にではなく、実家の方に送ってしまったのであった。
 段取りをまたやりなおさなくてはいけなくなった。二社分の支払い調書がそろわないと、二年分の所得申告ができなくなる。二社分ないと、まったく意味がないのだ。いずれにしても、原票はもう間に合いそうにない。法定翻訳をコピーでやってもらって、税務署に提示する際に原票を一緒に見せるか。それとも日本で法定翻訳を依頼するか。どちらかしかない。コピーの翻訳は、通用する場合もあればだめなときもあるという。ゴメス氏の話によれば、「交渉次第」だそうだ。税務関係なら、大丈夫な可能性は高いと思うが、とも付け加えていたが。
 いろいろと考えた結果、方針を決めた。日本時間の水曜朝一番にM社に電話し、事情を説明して再度支払い調書を発行してもらう。念のために用件を今日中にファックスで送ることにする。そして、発行できたらM社からファックスで原票を送ってもらう。それをモデムで受信しレーザープリンタで出力すれば、法定翻訳の原稿として使えるぐらいの精度にはなる。ほんとはスキャナで読み取ってもらい、ファイルをメールで送れてもらえばベストなのだが、そこまでは要求できない。
 そうなると、問題はG社の方である。万が一、G社からの郵便物が水曜にも届かなかったら。パリ市内の郵便は24時間以内に届く。東京もおなじだろうな、と思っていた。だから月曜中に発送までしてもらっていたら、古巣には火曜の夕方には届くはず……だった。
 配送作業が送れているだけ? それともG社の発送が遅れている? いずれにせよ、翻訳に出すタイムリミットは水曜まで。万が一、水曜の昼にG社からの調書が届かなかったら、そのときは日本で法定翻訳に出すしかない。
 祈るような気持ちの二段構え対策であった。(続く)


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