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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

2006年03月20日

 1996年6月、visaが下りて、あとは出発の準備に入ったわけだが、海外への長期滞在となると、通常の引っ越しとはだいぶ様子は違う。日本で使っている家具をなんとかしなければならないのだ。車のこともあるし。
 前回92年の引っ越し時には、アパートは会社の後輩が引き続き住み、家具も我々のものをしばらく使ってもらっていた。彼らは2年後に転居することになったのだが、その際に我らの家具は姉夫婦のマンションに置かせてもらった。姉夫婦が転居し、それまでに住んでいたマンションは一時的に荷物置き場兼出張時の寝床に使うことになっていたので、こちらの家具も一室にまとめて置かせてもらうことができたのだ。使っていた車は会社の後輩に預けた。
 95年の帰国時には、これら預けていた家具や車を引き取るだけでよかった。しかし、そのわずか一年後となると、もう一度預けなおせばいい、というわけにはいかない。
 さいわい、友人の一人が結婚して神奈川県内に引っ越すことになった。そこで彼らに家具付きで部屋を貸そうかと申し出たところ、向こうもなるべく出費を抑えたいということで、申し出を受けてくれた。自動車は別の知人が通勤用に使ってくれることになった。
 フランスに永住すると決めてしまえば、日本での家財道具はすべて処分してしまえばいい。しかし、数年で再び帰ってくる可能性が高いので、生活のインフラをすべて一掃するわけにはいかない。ゼロから買いそろえたら、とんでもない出費になってしまう。このときも幸運な巡り合わせに助けられ、なんとか日本に戻ってからも生活には困らない体制を整えることができた。


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