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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1992年07月18日

 現在、滞在許可証取得に奮闘している真最中です。新規申請には概ね2〜3回は足を運ぶことになるようです。これからフランスに留学し滞在許可を申請する人のために、基本的な注意事項、気がついたこと等を何度かに分けてアップします。今回は申請場所と必要書類について(なお、場所等はいずれもパリに住む場合のみです)。

1 申請場所
 日本人学生の滞在許可申請場所は、昨年の9月より15区のPrefecture de Policeに一本化されました。住所は次の通りで、ユネスコのすぐ近くです。
 13, rue MIOLLIS, 75015 Paris
 M10:Segur または、M6:Cambronne

 ただし、窓口は県庁庁舎内ではなく、手前の角にある「Centre d'Etudiants」と表示されているところです。入り口から入って少し奥にある整理券発行機のボタンを押してチケットを取り、後は記入されている番号が表示板に現われるのをひたすら待ちます。私は金曜の午後2時過ぎに行きましたが、18人待ちで45分くらい待ちました(尤も7人位帰ってしまった人がいた)。

2 必要書類
 大きく分けて次の4種類が必要です(いずれも公式案内の通り)。
  • A.PASSEPORT(originaux+photocopie)
  • B.ETUDES(originaux+photocopie)
  • C.DOMICILE(originaux+photocopie)
  • D.RESSOURCES(originaux+photocopie)

 A.パスポートは必要ページのコピーが必要です。必要ページとはP2〜P7及び学生ビザの張られているページです。P6〜P7は追記AMENDMENTSで通常は何も記載されていませんが、一応コピーが必要とされています。

 B.大学/大学院なら入学許可証または学生証、各種学校なら更に授業内容、授
 業時間/週、学費納付状況等の証明書が必要です。ここで一番注意が必要なのは、窓口の担当者が知らない大学/大学院だと、無条件に各種学校と同じ書類を要求されます。私の場合、所属先はGrande Ecoleだと主張したにも関わらず、聞いたことがないの一言ではねつけられました。なお、政府未認可の学校は一切認められません。

 C.政府認可の不動産業者の作った賃貸契約書があればそれが使えます。ただ、実態としては大家さんに居住証明を書いてもらうケースが多いと思います。その場合、Attestation d'hebergementはCentre d'Etudiantsに置いてある所定の用紙を用いねばなりません。また、更に大家さん宛のEDF/GDFの領収証(最新)または電話料金の請求書、そして大家さんの身分証明書(Carte nationale d'identiteまたは、外国人の場合はCarte de sejour)のコピーが必要です。私は市長発効のCertificat d'hebergementを持っていきましたが(こちらの方が遥かに証明能力がある)、指定書式でないの一言でパーです。ああ、100Fの印紙代が...

 D.ビザ申請時に用いた送金伝票またはTCの両替証のオリジナルが必要です。送金した金を許可申請前に受け取って銀行口座に入金すると、送金伝票は銀行に渡ってしまいますが、この場合には銀行の残高証明を作ってもらう必要があるそうです。滞在許可申請書類の中でここは一番うるさく、必ず明確な証明を要求されます。因みに私も知らずに口座入金してしまったのですが、口座入金の際の伝票で代用が効きました。
 なお、「金」に関しては、個人的感想として、フランのTC両替で申請を全てこなし、フランス入国後に東○銀行パリ支店で口座を開き、TCを換金してそこに入金するというのが圧倒的に楽な方法だと思います。私はフランス系の銀行に送金し送金先で口座を開きましたが、これは本当に2日がかりの大仕事でした。

 その他:保険について
 海外旅行保険を用いる場合、必ずフランス語のATTESTATIONが必要です。日本では発効してもらえませんので、パリの支店で作ってもらう必要があります。これはその場で5分もあればやってもらえます。パリに支店のない保険会社の場合は、日本大使館または在仏日本人会に法定翻訳を依頼する必要があります。これには約4日かかります。
 以上、第1回目の申請手続きで気がついた点を書いてみました。来週の火曜には再度挑戦です(;_;)。

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