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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年02月08日

 アリアンスに通っていた頃、イタリア人やスペイン人の辞書を覗いて本当に左右同じ単語が並んでいたのに茫然。私、上級のクラスに編入させられてしまったので、語彙力の差を歴然と思い知らされました。因みに、中級以上のクラスで日本人は概して「中の下」くらいのレベルだそうですが、テストをやると途端に「上の中」になるらしい。これは語彙力の影響だそうです。テストだとある程度限定された語彙の世界ですから、ここでは日本人の知識の正確さが優位になるらしい。
 アリアンスは入学時にペーパーテストでレベル分けをするのですが、ここでもたいてい日本人は好成績を収めるらしい。だから、いざ授業がスタートすると、周囲の会話スピードについて行けないケースも多いそうです。反対に、日本人生徒から見ると、「何でこんなに喋れる人が初級なのぉ?」ってケースも多々あるとか。ところが試験で紙に書くという段になると、スペルは目茶苦茶、活用も出鱈目とあって、「やっぱりこの人も初級なんだ」と納得とか。
 どうもこの辺は、同じ印欧語の民族が言葉を自国語との類似性に基づいて感覚的に覚えたり、あるいはまず耳で覚えるのに対し、我々は知識として覚えざるをえない、という違いがあるような気がするのです。私の教師が語っていたことには、ネイティブ並みに喋れるくせに書かせるとダメというタイプはスペイン、ポルトガル系に多い、反対に、たいして喋れないけれど知識は正確というタイプは日本人や韓国人に多い由。
 ところで、イタリア人の友人はフランス語はそれほど難しくないと言っていましたが、フランス人の友人はイタリア語は難しいと言っておりました(複数の証言あり)。これは言語の問題なのか、それとも国民性の問題なのか、何て思わず悩んでしまった。


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