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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1994年03月26日

雑感デモ

 民主主義獲得に日本人が血を流さなかったかというと、そのあたりは歴史認識によって意見がわかれると思う。一般には「与えられたもの」といわれているけどね。
 ぼくは「幕末はペリーに始まりマッカーサーで終わった」という認識なのだ。よって、封建主義から次のパラダイムに移るまでに、勤王の志士から第二次大戦の無名兵士にいたるまで、おびただしい血が流れたと考えるべきだと思う。
 デモで思い出したけど、ぼくが大学1年のとき、国立大学授業料反対デモがあった。クラス討議のあと、有志一同が駒場から国会議事堂までデモ行進した。千人くらい集まったのかな。おれはもちろん先頭で行進したのだ(笑)。クラス討議で支配的な意見が、まさに「デモをしたって何も変わらない」だったね。そこで険しい顔してすっくと立ち上がったのが、いま、このテキストを巴里で入力しているおっさんの未成年時代(笑)。
 で、おれが主張したのは、「デモをして変わるかどうかはわからん。多分、変わらないだろう。でも、何もしなければ絶対に何もかわらないぞ」だった。若かったな(笑)。でも、この考えは今でも同じ。変えようとしなければ、絶対に変わらないのは真理だよね。だから、変わるかどうかを刹那的に考えるんじゃなくて、変えようとする意志を継続することが大事だと思う。
 フランスって国は、人の考えは全部違うって前提があるでしょ? だから、よくも悪くも相手の意志をおもんばかることが少ない。その結果、不満があるときは「不満」を表示しないと、誰も「あいつは不満がある」って構ってくれない。だから、まめに意志表示せんとあかんのかなってぼくは思っている。
 今日はうちの近くで大規模なデモがあった。アパートの前に、武装警官が何十人もいた。詳しいはなしは別のところで書こう。


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