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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1994年12月08日

 最近、日本からお客さんがみえるときは、たいていムフタールのギリシャ料理店に案内します。フランス料理は値段さえ覚悟すれば日本でもそこそこ味わえるけど、種類が豊富でコストパフォーマンスが高いという面で、「パリにきたらぜひギリシャ料理、ベトナム料理、アラブ料理を!」とすすめています。
 ムフタール通りは坂の上に向かって右側になぜか集中しています。コントレスカルプ広場をほぼ中心に、ぜんぶで20軒くらいあるんじゃないかな。ぼくがいつも行くのは、坂の下から二軒目、「LA CRETE」という店です。ここの常連となるまでは、ほかにも五軒ほど行きました。どこもほぼ同じ値段で味よしサービスもええってなぐあいで、ここを選んだのは限りなく気まぐれです。坂を上るのが面倒というのもありますが。
 ただ、この店は比較的静かなので、話しをするには手頃です。坂の上の方にはもっと賑やかなところがあり、そこでは怒鳴らないと話しができません。踊りのすきなひとは、そっちの店の方がいいでしょう。どの店にもたいてい生バンドがはいっています。
 注文はほぼワンパターンで、アントレは「Pikilia.」、メインは肉の串焼き(Brochette.)であります。これにアペリティフ、デザート、コーヒー、4人でワイン一本頼んで、だいたいひとり200フランです。フランス料理より割高ですが、串焼きはどこも90フランぐらいします。そのかわり、量はなかなかでっせ。アントレは絶対に二人で一品にしておかないと、メインまで届きまへん。昼の時間帯なら、50フランぐらいで小串焼きの menu があります。
 なお、Pikilia はアントレの degustationで、単品で頼むならイカのマリネー(Calamar.)がおすすめです。
 六本木あたりのギリシャ料理店に行った方はご存じだと思うけど、店員が踊っているとき、足下に皿を投げるんですね。この La Crete って店ですと、一番奥が演奏席になっていて、その前で店員が踊っています。と、奥の厨房から皿がじゃんすか飛んできます。
 ただし、お客さんは決して食べ終わったあとの皿は投げないこと。たまにやっちゃうひともいますが。自分で投げたいときは、店員に頼むとそれ用の皿を持ってきてくれます。


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