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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1992年11月22日

 学食にて...
 自他共に女好きを認めるCEDRICといふやつが、前々から日本の女の子を紹介しろとうるさい。
 セ「ねえ、Massa、東京には髪の長い子が多い?」
 私「4、5年前は多かったけど、今はみんなばっさりだな。」
 セ「ええ!ボクは長い黒髪の女の子が好きなのに...」
 私「流行だからしゃあないわな。」
 セ「(気を取り直して)でも、東京ではフランス人はモテるんだって?ワタシハふらんすジンデスって英語で言えばdrague出気るんだろ?」
 私「(セドリックの顔をしげしげと見つめて)確かに昔はそうだったかもしれない(んなわけあるものか、と思いつつ。そして加えて曰く)。……ただ、それもクレッソンが首相になるまでだったな」
 セ「Oh, merde!!」
 会話を聞いていた周囲、大爆笑。どうやらクレッソン女史の口禍は結構有名なのかもしれないなんて思ってしまった。

 昼休み後の教室にて...
 食事から戻ってくると、なぜか皆教室に入らずに外でとぐろをまいていた。どうしたのかと尋ねたら、
「Pierreが中で寝ているから、起きるまで待っているんだよ。」
 この日ピエールはひどい風邪で、昼休みの間も食事には行かず教室で寝ていたのであった。皆それを気遣って、次の時間の教授が来るまでそのまま寝かせといてあげようと思い、それでドアをしめたまま外で待っていたのであった。
 私は心の底から本当にこいつらは何ていい連中なんだとしみじみ思った。
 数分後ピエールが目をさまし、起き上がってきた。誰かが「ピエール、よく眠れた?」と聞くと、自分を起こさないよう皆が外で待っていたことに気づいたピエールは、まだかなり疲れた表情の中にも本当に嬉しそうな笑顔を浮かべて「Merci」を連発していた。


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