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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

2006年02月14日

 1993年7月に入ると、日本でフォーラムの常連となった者のうち何人かが留学で来仏したほか、91年からフランスに在住していた日本人企業駐在員が会議室に登場し、一気に在仏組がフランス語会議室で増加した。もともと在仏日本人の数自体は多かったので、パソコン通信の普及率が高まれば、フランスからアクセスする人が増えても不思議ではない。さらに、世界最大のパソコン通信事業者CompuServeのノードからNIFTY-Serveに接続できるようになった。Tympassだと接続に1分70円かかったところが、CompuServe経由だと40円である。けっして安くはないのだが、この違いはかなり大きい。接続方法もTympassより簡単だ。
 インターネットの常時接続が当たり前となったいま、通信コストのこのような問題は、なかなか理解できないかもしれない。しかも通信速度は以前として2400bpsが中心だったのだ。Bフレッツの100Mbpsと比べれば、じつに4万倍の違いである。しかし、技術的な差がこれほどあったにしても、当時のネットワーク上の「濃さ」は、けっして現在のblogに劣るものではない。結局、コミュニケーションそのものに対する需要さえあれば、利用者はその時点で利用可能な手段を駆使してコミュニケーションに努めるものなのだ。


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