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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1992年09月10日

 さて、フランス旅行者で一番苦痛なのは食事でしょうか?まあ、レストランのメニューなど、実は私も分からない単語の方が多く、未だに想像しながら注文しているという状況です。ですから、最低限の知識としては、魚か肉か、豚か牛かといった大本だけ覚えておいて、あとはその場で辞書を引くか、出たとこ勝負で注文してしまうかです。注文するときは、メニューを指差して、Ca et ca...で十分です。あとは注文の時のTPOをはずさなければ(語学力よりもむしろ重要)、特に困難な状況に陥ることはないでしょう。一応、今回はそれを示しておきます。

(1)人数を言うか指で示す(Nous sommes XX.)
 適当な席に案内されるか指示されます。
(2)アペリティフの注文に応える
 店:Qu'est-ce que vous desirez comme apperitif?
 客:Pas d'apperitif. とか Une bouteil de vin rouge, SVP. ...
(これも身振りやメニューを指し示すかで十分)
(3)アントレを注文する
 定食(Menu)はアントレと本菜の組合せです。アントレの内容は、サラダ、テリーヌ、スープなどで、リストの中から好きなものを一品選びます。これはCa et ca...(さ・え・さ)で十分。
(4)本菜を注文する
 アントレと同様、リストから好きなものを一品選びます。なお、ステーキを頼む時、焼き加減は英語では通じないことが多いので、レア=saignant(せぇにゃん)、ミディアム=a point(あぽわん)は必須です。
(5)ゆっくり食う(笑)
(6)デザートを注文する
 食い終わると敵はデザート(コーヒーを含む)の注文を取りに来ます。この時、デザートメニューが欲しければ、「かると、SVP」と言いましょう。注文は例によってCa et ca. そして、人指し指を立てて「L'addition,SVP(らでぃしおん、SVP」とやれば、お勘定を持ってきてくれます。

  • アペリティフを聞かれた時に「水(de l'eau)」を頼むと、自動的にミネラル・ウォーターを注文したことになります(これは有料)。一方、水道の水はただなので、こちらを頼むときは本菜を注文した後に「Une carafe d'eau」といいましょう。無論、アペリティフを頼んでいようがいまいが水道の水はただで貰えます。パリの水は腹をこわしやすいという俗説は嘘だと断言できる! 私は常に水道水派です。
  • お勘定は全てテーブルで行います。伝票が来たら、適当なタイミングで現金かクレジット・カードを置いておきます。暫くすると店員が「めるしぃ」とささやいて持っていきます。間もなくして、現金であれば釣銭を、カードであれば伝票を持ってきます(この際、手慣れた人はサイン後自分で客用控スリッ プを抜いてしまう)。
  • レストランの勘定にはサービス料が含まれておりますので、伝票に示されている金額以上に支払う義務はありません。ですから、感じの悪いレストランではつり銭を置いておく必要はありません。サービスがまあまあだと思ったら、1〜5Fくらい置いておくとようでしょう。カフェは1Fで十分です。
  • 英語や日本語(または漢字)のメニューは、オペラ座界隈や中華街以外ではまず期待しない方がいいでしょう。店員の英語力も同様です。あと、何かお知りになりたいことがありましたらメールを下さい。可能な限りお応えいたします。

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