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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1992年09月29日

「昼休みに級友達と学生食堂まで昼を取りに行った時の出来事」
 私は食後風邪薬を取り出して飲もうとした。目ざとくそれを見つけたT君が、ちょっと見せてと言いながら薬の瓶を持っていった。ごく普通の錠剤で、色はややクリームっぽい感じ。T君の正面に座っていたIさんはそれが薬だとは分からなかったらしく、私に「何それ?」と尋ねてきた。私は「これは日本人の特別なデザートだ。日本人は何でも小さくするのが好きだから、遂にチーズまでこんな大きさにしたんだぞ」と説明した。彼女はそれを事実と受けとめた。周囲が笑を噛み殺していたことは言うまでもないであらう。

「フランス式の目薬のさし方??」
 今日の授業は階段教室で行われたのだが、昼休み後、私の前に座っていたP君がやおら顔を天に向け、目薬をさそうとした。何しろ彼らは顔の堀が深い、ま後ろから見ていた私の目には、目の中に容器を突っ込んで薬をさしているように見えた。いやはや、一瞬これがフランス式の目薬のさし方だと思ってしまった。

「金髪も楽じゃない!」
 ストの影響で混雑する帰りメトロの中、私は顔をふせままぐったりと座り込んでいた。ポン・ヌフ駅でどうやらかなり混んできた気配がしたので、私は何となく顔を挙げた。目の前には腰まで届く見事なプラチナ・ブロンドの女性が立っていた。目の前が一瞬黄金に包まれたような、それはそれは見事なブロンドであった。しかし、目の焦点が定まると、実は一本一本の毛が蜘蛛の糸のようにかぼそく、しかもことごとく枝毛であることが分かった。こりゃ手入れが大変だろうな、と思う反面、彼女の抜けかかっている一本の金髪が妙に鬱陶しく感じたのであった。


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