この月のエントリー
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

過去の日記一覧

月別アーカイブス



この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年07月01日

 フランスに住んでみると、日本人の「便利さ」にかける執念のようなものを感じてしまいます。−登録完了−ほんと、パリでは生活に必要なものは何でも揃うのですが、これがあればちょっと便利、というものはことごとく高いか存在しないかのどとらかなのですね。この辺の傾向は消費モデルでも話題になったことがありまして、次の様な面白い傾向があります。

(1)日本人は便利なものをすべからくハードウェアにしてしまう。
(2)アメリカ人は便利なことをサービス業という商売にしてしまう。
(3)ヨーロッパ人は便利程度なら我慢する。ただし、大金持ちは全部人にやらせて自分では何もしない。

 といふわけで、シャーペンという便利なものはあまり流通していないらしく、0.5mm芯を探すのがかなり困難なようなのです。一般の学生はペンを使うことが多いし、それ以外は鉛筆です。シャーペンは製図用ですね。業務用の道具を一般消費者向けにデチューンするのは日本人の最も得意とする技です。
 あと、雑貨品につては種類といいデザインといい、日本が圧倒的に優れているように思います。文房CCS(N)>具も同様。パリで「をっ、これは」と思うのは結構日本製だったりしますから。とはいえ、色彩に関してはやはりさすが、という感じです。服にしても壁紙や包装紙にしても、本当に種類が豊富でしゃれています。
 パリに住始めの頃は、しばしばドアの前で立ちすくんでしまいました。ドアは自動的に開いて当たり前、という間隔がしみついていたようです。


Copyright (C) Masayuki ESHITA
サイト内検索

カテゴリー(archives)

最近のエントリー(RSS)