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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年11月23日

 パリはもう紅葉も落葉も終わって、すっかり寒々しくなってしまった。パリ—セルジー間には適度に大きな森があって、案外と目を楽しませてくれたものです。落葉が終わるといよいよ日の短い冬がやってきて、通学にも憂鬱な時期でした。今頃の時期ですと、ちょうどナンテールで RERが地上に出る頃に日の出。進行方向右側、後ろ向きの席に座ると、デファンスの門の中に収まった太陽を見るアングルにも遭遇できました。
 フランスも温帯なのだから、紅葉の見所があるはずなのだけれども、なにせ金無し暇無し甲斐性無しの三無亭主ゆえ、旅行もままならない。
 日本の紅葉だと、北アルプスが印象的だった。蝶ヶ岳から見下ろす紅霞みの奥上高地は別世界でした。涸沢の紅葉もいつか見てみたい。初冠雪の頃の白馬も見事です。南アルプスも十重二十重の紅葉が壮大です。野呂川林道沿いのドライブも楽しい。特に夜叉神トンネルからの鳳凰三山は雄大な眺め。丸山林道の紅葉も深みがある。途中、森林の間から見える富士山にも感動した。富士山の樹海もスケールが大きい。満喫しようと思ったら、富士スバルラインより滝沢林道がいいのだけど、この林道上部、ダート走行上級コースなので、かなり運転は難しい。でも、もう全線舗装されちゃったかな。
 関東でお勧めは荒川源流の中津川林道ですね。中津川渓谷から三国峠に至る十数キロ、紅葉のトンネルに抱かれたツーリングを満喫できます。峠を境に森林の表情が劇的に変化します。ただし、この林道は結構タフなので、運転の苦手な人は苦痛かも。危険箇所はないけどね。荒川と千曲川が源流でほんの2キロしか離れていない事実に素朴な感動があります。
 ぼくの選ぶ No.1 は知床だな。十月の京都オフの日、枚方の友人と十三年ぶりに会ったのですが、彼女は羅臼岳を一緒に登った仲間でした。十三年ぶりの会話は、ほとんど知床の紅葉ばかりだった。
 京都というと、もみじが似合うだろうなあ。残念ながらまだ紅葉の京都を見たことがない。紅葉シーズンの週末は、せっせと林道ばかり走っていたせいだ。
 本格的に帰国したら、腰をすえて眺めに行こう。友人に日本はいつの季節がいい?と聞かれるときは、必ず十月を勧めています。それ以外では五月のGW以外だな。


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