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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年10月10日

 辞書で全ての単語を調べ終ったら、それらを改めて表計算ソフトEXCEL に入力する。動詞や形容詞は無論原形に戻す。また、あまり一般的でなさそうな単語、固有名詞は原則割愛する。知らない単語を全て覚えようという野望は危険である。少なくとも江下のような30オジンには自殺行為でしかない。「情報を集めることと捨てることは同じである」という原理を忘れてはならない。
 こうして選択された単語は、江下の場合、一つのLecon で90くらいである。
 具体的な暗記方法は次の通りである。
 表計算画面の第1列には連番を入れる。第2列には乱数、第3列には仏語、第4列には訳語を入れる。第5列は空白、第7列〜11列はスコア用にリザーブ、そして第6列は7〜11列のスコア合計列とする。江下は経験上10日間をワンクルーとしている。
 初日、対象Lecon のテキストを一度音読する。さすがにパリ市民となって1年以上なので、初見でも結構速く読める。前は3度読み返した。音読後、画面を狭め分割を利用して左半分は第4列のみ、右半分は空白の第5列を表示させる。そして訳後を見ながら元の単語を入力する。テキストを読んだ直後だと、知らない単語でも3割以上が短期記憶に残っている。分からなかったりミスった単語があれば、スコア欄に「1」を入力する。初日なので、第7列をスコア欄に用いる。
 次に、入力欄に用いた第5列を消去し、第7列をキーにして降順でソートする。リストの始めの部分の方が覚えやすいという原理に従い、分からなかった単語を常に前に持っていく。ソートしたら今度はスコア1の部分に限り、再び同じことを繰り返す。できなかった所はスコア欄に1を加える。2度駄目だった単語はスコアが2になる。
 答えられない単語がなくなるまで、同じことを繰り返す。ただし、最大でも4回に留める。合計4回も繰り返すと、ほぼ全ての単語がパスされるが、それでも2、3個はスコア4、つまり4度とも正解が得られない。そして5度目は全単語を対象に最終テストをする。初回でパスした単語でもいくつかはもう忘れている。できなかった部分には、スコアに1加算。
 第二日、スコア欄として第8列を用いる他は初日と同じ。オープニング画面は第6列(スコア積算)をキーとして降順にソート。
 第三日、スコア欄として第9列を用いる他は第二日と同じ。この頃になると、スコアなし、つまり初見で大半が正解となる。最大スコアもほぼ2でストップ。従って、4回目が最終テストになる。最後にセーブする前、単語順序を第6列を第一キー、第二列(乱数)を第二キーとしてソートする。
 第四日、テキストの音読はやらない。テスト方法も少し変える。まず第5列を入力し終り、答え合わせのため画面左側を第3列にスクロールさせたら、単に単語をチェックするだけでなく、訳語を口ずさんでみる。調べた通りの訳語が出てこなかったり、単語にミスがあったらスコア1を加える。3日の努力でノースコアが大半を占めるようになるが、仏和テストを追加する結果、再びスコア3、4が続出する。
 第五日以降。第四日に同じ。スコア欄は初日に用いた列から上書きしていく。10日経つと正解率は95%程度になる。集中テストは取敢ずこれで一段落させ、次のLecon に取り組む。ただし、次のLecon の10日間中、2日置き程度の割合で第4日に準じたチェックを行う。従って、常に2つのLecon がオーバーラップする。
 この先も記憶のメンテのための方法などあるのだが、話しがややこしくなるので省略する。


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