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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年11月22日

 分別回収なんてのは全然しとりませんねん。
 最初はとまどいましたね。流しではついつい習慣で、燃えるゴミと燃えないゴミとに分別したのですけど、結局関係なかった。
 アパートでのゴミ回収方法はシンプルです。中庭か RDCのすみっこに、緑色の高さ 1.2メートル、50センチ四方くらいのポリ容器が置いてあります。住民はその中に燃えるゴミも燃えないゴミ(除く瓶)を随時入れる。大抵、朝か夕方でしょうか。
 回収時間になると、gardien はその容器を表に出します。容器の下には車輪が二つついており、管理人は容器を少し傾けるだけで、簡単に移動させることができる。回収車は日本のタイプとちょっと異なり、巨大なマジックハンドのようなもので容器を持ち上げ、荷台の上でクルっと回転させてゴミを回収する、ってタイプだったかな。一日に何度も回収車は巡回し、一番遅い時間で夜十時くらいだったんじゃないかなあ。
 瓶の回収ボックスは同じく緑色をしておりまして、1.2 メートル四方位の大きさです。随所に台所の配水口みたいな投入口がついていますが、すぐに満杯になるらしく、容器の周囲にはいつも空き瓶が放置されています。この回収ボックス自体、そんな大量にあるわけではない。ウチの最寄りのボックスは、百メートルほどモンパルナスに向った所にあって、捨てに行くのが結構面倒。
 粗大ゴミ置場はさすがにあります。ウチの近くにはないけど、以前、6区で見かけた。古紙回収は行っていない。ついでながら車の排ガス対策も日本ほど進んでいない。ウチのアパートなんて、下手に表の新鮮な空気を入れようなんてすると、排ガスのツンとした臭いで気分が悪くなるときもある。青梅街道沿いの方が、空気はきれいだったと断言できる。
 東京都のゴミ処理システムは世界的に高い評価を受けておりまして、パリからも何度か使節団が訪れているはずですね。ほんと、分別回収くらいすりゃあいいと思うのだが、連中が素直に従うとは思えないよなあ。でも政府が決めちゃえば、有無を言わせないのもフランスだ。


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