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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年04月15日

 グランゼコールのコミュニケーションの授業も、結構似たようなもんではないかなって気がしますね。演習問題なんかまさしく「ランデヴーを取る手紙」「短い新聞記事を2つ」書いてきなさい...それだけでございました。
 私は商売柄、レポート、雑誌論文や投稿の類は年間1,000頁以上書いておりまして(典型的粗製乱造)、ある程度モノを言う資格があると思います。これまでの経験から、日本の学生はピントがはっきりしない、フランスの学生はつまらないことをクドクド書き過ぎるという傾向があるように思います。何だか日本料理とフランス料理の違いのようです。
 商業文でも日本はアメリカに比べて決まり文句が多いように思われますが、フランスなどは日本に輪を書けて定型的パターンが多く、芝居がかったような感じさえ受けます。これも時代と共に築かれたプロトコルなのでしょう。慣れようと思えば本当に場数を踏むしかないですね。
 論文や発表で文章を作るのは非常に困難な作業ですが、一つだけちょっとした逃げ道がある。それは図表を多用することです。概してフランス人の書くものに図表は少ない、あってもえらくセンスがない。ただ最近はマックなどが普及してきたおかげで図表を好むようになりつつあるらしく、要所要所を図表でカバーするのは有効な手段だと思います。
 私、プレゼンをする時も黒板に図を書きまくります。無論、OHPも図や個条書きで満載させておきますが、それに輪をかけて図の書きまくり。ひょっとして、発表中に喋っている言葉って「Comme ca」「Voila」くらいではないかと思うこともある。
 プレゼンの際は数字の連発も有効。なにせフランス語の不気味な数字のせいで(?)、連中はえらく数字に弱い。有効数字一桁で構わないから数字を連発することは、連中の煩い質問を封じる決定打でございますぞ。


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