この月のエントリー
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

過去の日記一覧

月別アーカイブス



この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1992年12月27日

 日頃節制しているとはいっても、まあ、クリスマスくらいは、と、ついつい懐が緩み、昨日はレアールのはずれ、商工会議所の隣にあるレストランで11時頃の遅い夕食を取った。前菜は無論生ガキである。私は決して牡蛎好きではないのだが、カミさんにつられてついつい注文してしまった。
 パリの人達は宵っぱりなので、11時過ぎになって食事を取るためレストランに入ってくる人も多い。我等もたまの外食であったので、ついついのんびりと生牡蛎やら海老のクリームソースなどを正味した。
 禁煙コーナーで悠然と煙草をふかしていた(とは言っても、店の者が灰皿を提供したのだから彼らに罪はない)日本人旅行者が帰った折に時計を見ると、既に12時10分。まだデザートも済んでいないというのに、終電の時間が迫っていた。ここで何も動揺せずに、「おや、もうすぐ終電だ」と他人事のやうに感じるところが現地化であろうか。
 店を出たのが結局12時35分、もうどうせ間に合わないかなと思ったので、ついでに近くにある24時間営業の中央郵便局で切手を買ってきた。その後駄目元でシャトレ駅のメトロ7番に向かってみたのだが、ホームには電車待ちとおぼしきグループがちらほら。ひょっとしてまだ終電が、と一瞬喝采を上げた。しかし、始終電時刻表を調べると、7番南方面のシャトレ発最終は12時55分、そして現在12時59分、そういえば、エスカレータあたりで発車のベルが鳴っていたやうな気がした...。
 結局ハイな気分と出費後の寂寞感が手伝って、結局シャトレから家まで歩いて帰ることにしてしまった。とは言っても、そこは案外狭いパリ市内、メトロで6駅分の距離は歩いて40分なりであった。


Copyright (C) Masayuki ESHITA
サイト内検索

カテゴリー(archives)

最近のエントリー(RSS)