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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1992年12月06日

 Fontainebleau はパリの南やや東より40kmくらいにあるので、交通手段はリヨン駅からS.N.C.F.のBanlieu 線を利用することになります。RER なら本数も多いのですが、Banlieu 線だと1時間に1本です。
 家からリヨン駅までは91番のバス、そして地上ホームで初めてリヨン駅を見るカミさんに「ほら、あれがT.G.V.だっぺ!」と一瞬の観光案内をしただけで一目散に地下ホームに向かいました。窓口はどうせ行列だろうと思い、即、自動券売機に並んだのですが、直前のおばちゃんがえらく手間取った上、Carte Bleue が使えず結局パス、私も小銭がなくCBで買おうと思ったので、結局並び損、窓口でParis-LyonからFontainebleau まで片道35F也を買いました。
 自動改札をくぐり時刻表を見ると、何と17hまでのBanlieu 線は全て地上ホーム!しかも次の電車の発車までわずか3分でした。そこから猛烈にダッシュしたものの、運悪く端から端に移動しなければならない位置関係にあったため、30秒間に合わずに行かれてしまった...。(;_;)
 インフォメーションにて。(パターンはSF2で覚えた通り)
.
私:Quels sont les horaires des trains pour Fontainebleau?
係:Ben...le prochain train...c'est...14h50...Non! 13h50!
私:et de quelle voie?
係:Je ne sais pas. (きっぱり)
私:....OK. Merci...
.
「ホームは?」「知らねぇ!」っというのが妙におかしく感じてしまった。
 約50分の間は仕方なくキオスクを覗いたりカフェで時間を潰したり。駅構内のカフェは物乞いが巡回しているので、一番外側に座るのは禁物。
 リヨン駅からは40分弱、駅から城まではバスが利用できます。暖かい季節なら自転車を借りてお城だけでなくバルビゾンの森まで行くというコースもなかなかでせう。でも今日は底冷えのする一日なので、躊躇なくバス。駅から城まで片道7.6F也です。
 Fontainebleau のお城は「歴代の諸王に愛された」という表現がしばしば冠せられるように、Henri IV やFrancois I、Louis XIV、そしてNapoleonが特に愛用した城と言われています。かなりの長期間現役であったため、多くの様式が随所にちりばめられており、私はベルサイユ宮殿よりもかなり気に入っています(今回が2度目)。
 バス停から2分ほどで正面入り口、そこから正面の階段に向かい、向かって右側にある通路から中庭に抜けました。池にはカモだのアヒルだのに混ざって海のギャングまでおりました。池の中央には亭もあります。確かオルセーにこの亭を描いた有名な絵があったやうな気がしたものの、明確には覚えていない。以前は亭側も散策できたのですが、今日はペケになっておりました。
 ここからは例によって噴水に向かい、そしてフランス庭園おなじみの運河に向かうといふ典型的散策コースを歩みました。とにかく今日は寒かった!庭を見た後は走るようにして宮殿の見学コースに向かいました。倉庫か何かのゲートのような入り口を押し開け、一人26F也の入場券を買って巡回開始。詳しい内容は何しろ30代の衰えた記憶力には重荷ゆえ再現できませんが、ルネッサンス様式に始まって、ロココ風あり、ナポレオンの紋章で埋めつくされた様な部屋がありと、かなり変化に富んだ様はベルサイユ以上に楽しめることうけあいであります。
 帰り、バスを5秒差で逃してしまった。底冷えする中待つこと20分、ようやく次のバスに乗って駅まで。次の電車は30分後でした。
 Fontainebleau はZone 6なので定期の通用するZone 6までの切符を買おうとしました。ところが窓口でZone 5までの切符と言っても「何だそりゃ?」と言ふので、Zone 1 から5までは定期があるので、と説明すると、「切符で乗車する場合は全区間買わなきゃあかんよ」との事。ううむ、これは知らんかった。でも、Zone 5の駅名が分かれば自動券売機でそこまで買える。でも、この場合もし検札が来たらどう判断されるのだらう?確かに途中駅は2駅しかないので、Zone 5で乗ったという言い訳は通用しない...。そんなわけで帰りも片道35FF也を払って帰ったわけです。
 んで、帰りに驚いたことが一つ。途中駅Melun で電車の通過待ちがあったのですが、通過して入った列車がどうも蒸気機関車だったような気がする。ひょっとして、フランスではまだSLが現役なのだろうか?!!?


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