この月のエントリー
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

過去の日記一覧

月別アーカイブス



この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1992年12月15日

(1)「月」の変則
 1月の「janvier 」から6月の「juin」まではローマ神話に出てくる神様の名前です。1月はJanus :ヤーヌス(門戸の神)、3月はMars:マルス(軍神)、6月はJuno:ユノー(ギ名ヘラかな?)だと思ったけれど、後はいまいち不明。
 7月はユリウス・カエサル、8月はアウグストゥス(オクタビアヌス)が割り込んだため、以降数字が2つズレてしまいました。だから、Sept(7)が9月、Octa(8)が10月、Nona(9)が11月、Deca(10)が12月を表す。
 歴史の本によりますと、7月をカエサルの月に決めたのは紀元前44年のこと。当時、ローマ共和国ではユリウス暦を用いていたので、一年は365 日で4年に1度の閏年まで定められておりました。ユリウス暦が定められたのが紀元前45年、これが現在のグレゴリー暦となったのが1582年です。

(2)comprendsとcompris
「je comprens」と「j'ai compris.」は同じニュアンスだと思うのですが。複合過去は基本的に過去の事象が現在まで影響を継続させているニュアンスがありますから、「j'ai compris」は「理解した。今も理解している。」となるのでせう。普段は「j'ai compris」をよく使う。
 なお、相手の言うことに同意を示す意であれば「je suis d'accord」、だから「みんなオレの言うこと分かるだろ(同意してくれるよな)?」という場合は極めて日常的に「On est d'accord?」といいます。

(3)voudraisとveux
 英語の「would like」と全く同様です。vouloir はそのままだと「したい!」ですから、表現としては幼い印象を与えるそうです。
「j'aimerais ...」という表現もしばしば用います。「知りたい」「買いたい」なんて表現はだから「j'aimerais savoir...」「j'aimerais acheter...」もしばしば用いられる。
「当たりくじ」なら「je veux 」でもええんでないですか?ただ、「願望」のニュアンスがあるときは「souhaiter 」の方がよく用いられているような気がします。細かい違いは分かりませんが。ビジネスレターで「おめにかかりたい」と表現するときは「je souhaiter... 」だそうです。
 ところで、「宝くじ」=「多空くじ」、「LOTO」=「徒労」...。
 なお、英語の-erがフランス語の-reになったのではなく、フランス語の単語が英語に導入された際、-reが-erになったらしい。同様な現象は-oir(e) で終わる名詞が-oryに、-iteが-ityに、-eurが-orに化けるところでも見られる。


Copyright (C) Masayuki ESHITA
サイト内検索

カテゴリー(archives)

最近のエントリー(RSS)