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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年06月04日

 日本では3月末に週刊誌が発表(?)する大学合格者ランキングが、善し悪しは別にして高校のレベルを示す指標になっております。フランスの場合ですと、リセではなく大学・GEがランキング対象になっております。
 今日クラスの者が持ってきた雑誌に92年度のランキングが載っておりました。何を以て指標にするかというと、これが実に生々しいことに、就職先の初年度平均年収なのです。例えば、工学系の92年度トップはENPC(通称ポン・エ・ショセ:土木学校)で平均22万Frs、91年度トップのEcole Polytechniqueは4位に転落したそうです。商業系ですと、長らくトップを維持していたHEC が、初めてその座をESSECに譲ったとか。
 トップクラスのGEですと、だいたい初年収19万から22万Frs 、それに対し、大学卒はDEA-DESSでも16万Frs程度ですから、GE優位は圧倒的です。
 この資料はリセの生徒が学校を志願する際の有力な情報だそうです。この他にも、出身校別大企業役員数ランキングなんかも時々発表されます。商業系ですと、ヨーロッパ・ランキングなんてのもあります。
 少なくとも欧米では「高等教育は投資の一つ」という考えが強いため、学校のランキングは行われて当然と思われているように感じられます。果してそれが本当に必要なのか必要悪なのかは分かりませんが。尤もこれはあくまでも技術系、商業系の場合であり、科学系は自ずと異なるようです(それでも教授の発表論文数や論文引用数を指標としたランキングが時々発表されています)。


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